先日、
を通読したのですが、上記の岩波新書のほうも、コンパクトにまとまっているように思われたのでこちらも通読してみました。
著者が違うので、違った視点で光を当てていて、岩波新書のほうも楽しく読めました。岩波新書のほうが、かっちりとした通史の性格がより強いかもしれません。
軍事的天才ではあったものの、源義経の政治性のなさ、鎌倉幕府の御家人との間の深い溝、源頼朝の猜疑心の強さといったことが、悲劇的な最期へとつながったことを、両書を通読して強く感じるものがありました。
ジョブズが「失敗する」と言ったiPadの誕生秘話とその変遷 | AppBank
スティーブ・ジョブズは、当初タブレット端末を作ることに反対していました。
実際にジョブズは、2003年のインタビューで、もしAppleがタブレット端末を販売した場合「失敗するだろう」と断言していました。なぜなら、デスクトップもポータブルも持っている多くのユーザーが、読書用などにタブレットを購入するとは思えなかったからです。
ところが、Appleはその数年後に考えを改めました。それは、Appleの元最高デザイン責任者であるジョニー・アイブの熱心な説得がきっかけになっています。
その後のiPadの歴史もよくわかる記事ですが、上記のような経緯を見ると、スティーブ・ジョブズのような天才であっても常に正しいとは限らないし、そうであるからこそ他人の意見を取り入れる度量が必要であることがよくわかりますね。
iPad、タブレットがない状態を、今では考えるのが難しいほどであり、私自身もその便利さを享受しています。
現在は、iPad miniを使うことがかなり多くなっていて、特に読書や電子新聞の閲読にはなくてはならない存在になっています。
【真夜中の六本木60年史・後編】バブル期の喧騒と再開発、アンダーグラウンドな一面も(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
1984年に宮殿ディスコ「マハラジャ」が麻布十番にオープンし、翌年には六本木にディスコ「エリア」が登場した。ツートップを抱く六本木エリアには、数十軒のディスコが立ち並んだ。
この記事には出ていませんが、1988年には、六本木のディスコで昇降型の照明器具が落下する死亡事故も起きました。確か、私が平成元年(1989年)に東京地検で働き始めた当時、東京地裁でその刑事事件の公判をまだやっていました。
覚えているのは、昭和62年の2月か3月に、大学卒業を目前にして、所属サークルか何かの卒業記念パーティーのようなものが当時の全日空ホテルであって、都会の華やかなものに全く慣れていない田舎者でしたから(今でも慣れていませんが)、ホテルの豪華さに圧倒されて、何を飲んで食べたかも覚えていないくらい緊張したことでした。懐かしいですね。
その後、記事にもあるように、六本木ヒルズができたりいろいろな事件が起きたり、六本木という街は、常に大きなエネルギーの中で燃えてきたようなところがあるように思います。
7月15日発表、新しいクラウンが六本木ヒルズに登場『DISCOVER YOUR CROWN.』キャンペーンをスタート|トヨタ自動車株式会社のプレスリリース
今回のクラウンは、フルモデルチェンジ・シリーズ化を機に日本発の高級車として、今後順次グローバルに投入拡大していきます。
トヨタ・クラウンといえば、かつての昭和時代においては「いつかはクラウン」という有名なフレーズに象徴されるように、成功者の証であり憧れでしたが、時代も変わり令和の世になって、従来の名残を全く感じないものに変わりましたね。
私自身、クラウンを自車として利用したことはありませんが、クラウンといえばこういう車という強烈なイメージが染み付いていて、フルモデルチェンジ後のものを見ると、違和感のようなものを感じます。それだけ私が古い人間になっているということなのかもしれません。
斬新なデザインであり人気が出て売れそうですが、従来型が良いという根強い人気も続きそうな気がします。
2019年に出て、ずっと読まねばと思っていたのですが、なかなか読めず、その後、Amazonのオーディブルでも出たので、移動中の時間を利用して聴きました。
独ソ戦の全貌がよくわかりましたし、ドイツ、ソ連の双方が、残虐行為を繰り返しながら死闘を続け、双方に膨大な犠牲者が出たこともよくわかり、正に「惨禍」であったことが痛感されました。
出てくる地名の中では、現在のウクライナ紛争でもよく聞くものが複数出てきていて、ウクライナ紛争における残虐な戦争犯罪を聞くにつけ、同じ地域で再び戦争の惨禍が繰り返されていることに、人類が平和な社会を築くことの難しさを感じずにはいられませんでした。
著者は、独ソ戦に関する、より詳細な著作も計画しているとのことで、今後が楽しみです。
参加しているビジネス書読書会の今月の課題図書になっていて、通読してみました。
組織において心理的安全性を確立することで、メンバーが率直に発言でき、建設的に組織に関与して、より良い成果を生み出していく、そのためにリーダーが心理的安全性を確立できる組織作りを行っていくべき、といったことが、豊富な実例を交えながら論じられています。私自身、イメージとしてはそういうものを持ちつつも理論としてきちんと接したことがなく、心理的安全性の考え方には納得できるものを感じましたし、あるべき組織の中核的な考え方として、普遍的なものであると感じるものがありました。
なかなか読み応えのある本で通読に時間がかかりましたが、通読して良かったと感じるものがあり、読んだ甲斐がありました。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でもよく登場する北条時政ですが、先日、書店へ行って本を見ていたところ、これが最近出たのを知り、買い求めて読んでみました。
時政より前の北条氏の由来、勢力が、既に読んでいた鎌倉初期頃を取り扱った本を読んでいても今ひとつよくわからなかったのですが、本書を読んで、伊勢平氏にも由来がありそうな、また、京の都にも様々なつながりを持っていた可能性がある家であることがわかり、伊豆の単なる在庁官人にとどまらない家、時政という人物であったことが窺われました。
源頼朝周囲の、様々な複雑な地縁、血縁関係の中で、北条氏がライバルを圧倒し、徐々に執権としての地位へと上り詰めていく道程が丹念に書き込まれていて、内容がかなり細かく読むのに骨が折れましたが、通読して、読んでおいて良かったと思えるものがありました。
引き続き、大河ドラマを観つつ、いろいろと読んでみたいと考えています。