2019年に出て、ずっと読まねばと思っていたのですが、なかなか読めず、その後、Amazonのオーディブルでも出たので、移動中の時間を利用して聴きました。
独ソ戦の全貌がよくわかりましたし、ドイツ、ソ連の双方が、残虐行為を繰り返しながら死闘を続け、双方に膨大な犠牲者が出たこともよくわかり、正に「惨禍」であったことが痛感されました。
出てくる地名の中では、現在のウクライナ紛争でもよく聞くものが複数出てきていて、ウクライナ紛争における残虐な戦争犯罪を聞くにつけ、同じ地域で再び戦争の惨禍が繰り返されていることに、人類が平和な社会を築くことの難しさを感じずにはいられませんでした。
著者は、独ソ戦に関する、より詳細な著作も計画しているとのことで、今後が楽しみです。