「クリスマスの殺人 クリスティー傑作選」

 

アガサ・クリスティーは、以前、一時、読破しようと思って文庫本を買い集めていたこともありましたが、忙しさにかまけてなかなか読めずにいます。書店で、たまたまこれを見かけ、クリスマスの時期に読むのもおもしろそうだと思い、読んでみました。

アガサ・クリスティー作品に登場する主人公たちが満遍なく、各短編に登場し、傑作編と銘打つだけあって、どれもミステリーの醍醐味が味わえる作品ばかりで、思いがけず予想以上に堪能できました。

今更ながら、アガサ・クリスティーがミステリーの女王を言われる訳がわかる気がしました。

これをベースにしつつ、今後もアガサ・クリスティーをコツコツと読み進めていきたいと思っています。

 

「NHKスペシャルルポ 中高年引きこもり 親亡き後の現実」

 

NHKスペシャルのほうは未視聴だったのですが、本が出たので先に読んでみました。番組は、オンデマンドなどで観られたら観たいと考えています。

こういった引きこもりには、それぞれのケースで個別の原因があるものの、余裕のない社会の在り方が、人を追い込み、一旦引きこもると社会復帰を困難にさせていることが、本書で紹介されている実例を通うじて強く感じさせられました。

昭和時代の高度経済成長の呪縛、努力すれば報われるという幻想から、日本社会自体が、もういい加減に脱皮して、低成長であっても、人に無理を強いず、人間らしい、無理な努力をしなくても余裕のある生活が送れる社会を目指す必要があるでしょう。

この問題が、日本社会の在り方に鋭く問題提起をしていることを、読み終えて強く感じました。また、引きこもっている人々に温かい手を差し伸べ、共に生きていけるように、ケアする態勢を、より強化していく必要も感じるものがありました。

山口の副知事を書類送検へ 公職選挙法違反か

山口の副知事を書類送検へ 公職選挙法違反か(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

関係者によりますと、小松副知事は山口3区から立候補した自民党林芳正外務大臣の後援会の入会申込書を部下に配らせ県職員らを勧誘した疑いが持たれています。

この行為が公務員の立場を利用して選挙運動を行うことを禁じた公職選挙法違反の疑いがあるとして、警察は小松副知事を23日にも書類送検する方針を固めました。  

村岡嗣政知事は21日に県の複数の幹部が県警や検察から任意の事情聴取を受けたことを明らかにしていました。

身柄を取らない在宅の事件で、選挙違反事件とはいえ、送致前に、検察がわざわざ関係者の取調べを行うというのはかなり異例でしょうね。

外務大臣という重要閣僚の選挙運動に関するものですから、検察としても、早めに捜査に介入して、心証を取りつつ事件の落とし所を見通し、捜査経緯を、必要に応じて法務省経由で首相官邸にも報告する、そういった必要性も踏まえてのことでしょう。

今後の捜査の行方が注目されると思います。

 

オミクロン濃厚接触、東京で急増 帰国者で次々、6日で774人増

オミクロン濃厚接触、東京で急増 帰国者で次々、6日で774人増(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

オミクロン株の感染は海外からの帰国者で相次いで判明しており、機内の同乗者らが濃厚接触者に認定されている。都によると、濃厚接触者は14日時点で計270人だったのが、20日時点で1044人に急増。約400人が宿泊施設に入ったか入る予定で、残りが自宅待機か調整中だ。

海外ではオミクロン株の新規感染者が相当数出ている国が複数あって、日本だけがそういう状況とは無縁で済むとは考えにくいものがあります。感染力が強いのが特徴と言われてお李、一旦、感染が拡大し始めれば、爆発的に広がる恐れがあるでしょう。

多人数での会食、飲酒を避ける、テレワークができるならする、移動もできるだけ避けるといった、実行可能なことを各自が実行しながら、年末年始を過ごしていく必要があると思います。

来年も、新型コロナウイルスとともに生きざるを得ない、そういう覚悟を決めておかざるを得ないでしょう。残念なことですが。

「地方減だけが能でない」細田衆院議長、10増10減に異例の批判

「地方減だけが能でない」細田衆院議長、10増10減に異例の批判(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

10増10減は「一票の格差」を是正するための措置。自民、公明両党が主導した衆院選挙制度改革の改正関連法に基づき、現在、政府側が区割り作業を進めている。次の衆院選から適用予定だが、地方選出の議員が減るなど影響が大きいとして、自民党内からも反発が相次いでいる。

国民主権法の下の平等といった観点からは、投票価値の平等を徹底しないと、都会で持っている一票が、地方では4票、5票持っていることになってしまい、耐え難い、許容し難い不平等が生じてしまいます。

都会の議員数が増え地方で減ることにより地方が省みられなくなる危険性は、地方分権の強化とか、例えば道州制の導入など、別の方法によりカバー、フォローすべきでしょう。

衆議院議長が、こういう軽率な発言をするところにも、政治の劣化を見る思いがします。

黒煙「一呼吸」で意識失うことも……大阪のビル火災、“一酸化炭素中毒”の危険性は 短時間で被害拡大なぜ

黒煙「一呼吸」で意識失うことも……大阪のビル火災、“一酸化炭素中毒”の危険性は 短時間で被害拡大なぜ(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

坂口さん

「まず火災の場合は、黒い煙に注意しなければいけません。一酸化炭素などの有毒ガスが多量に含まれています。それを吸うことで、場合によっては1(回の)呼吸、あるいは2(回の)呼吸で、一酸化炭素や多量のすすで喉が閉まり、閉塞状態になってしまいます」

家事というと焼死というイメージが沸いてきますが、それとともに、ああるいはそれ以上に、一酸化炭素中毒が恐ろしいということを、記事を読み改めて強く感じました。

一酸化炭素は空気よりも軽く上に上昇する傾向があるとのことなので、火災で避難する際には、できるだけ姿勢を低くし、這いつくばるようにして逃げられれば逃げたほうが良さそうです。

咄嗟の際に、どこまで対応できるか、私も全く自信はありませんが、ここが危険でありこうして避けることができるという知識は、頭の片隅に置いておくことで、万が一の場合に役立つ可能性はあるでしょう。

 

全日空、復職制度導入へ 退職5年以内なら正社員

全日空、復職制度導入へ 退職5年以内なら正社員(共同通信) - Yahoo!ニュース

カムバック制度は大企業を中心に導入の動きがあるが、育児や介護を理由に辞めた社員の復帰を念頭に置く場合が多い。全日空は既に産休・育休制度を充実させており、カムバック制度では、離職期間中に他社で身に付けた専門スキルなどを重視する方針だ。

レイオフという制度は、欧米では活用されていても日本ではあまり使われていない印象があります。

ANAもそうだと思いますが、新型コロナウイルスにより一時的な需要減退が起きているような場合は、需要が戻ってきた場合に復帰することを前提として他で働くことは、合理性がありますし、復帰が目指せることで、前向きに他で働けることにもなって、良い制度だと感じます。

今後、こういった制度の採用が広がる可能性もありそうです。