「性から読む江戸時代ー生活の現場から」

 

 江戸時代の、特に後期における、史料に残っている性に関する記述をたどりつつ、人々の性に対する考え方や実態を明らかにしようとしていて、新書ながら、なかなか中身が濃いものがありました。

本書でも指摘されているように、江戸時代は、武士階級は性に幻覚、その他の階級はおおらかだったと語られやすいものがありますが、そのように単純には割り切れないものがあることが、本書を読みよくわかりました。

家庭における子孫を残すための性と遊里などにおける快楽のための性は、江戸時代においても二分されていましたが、そういった関係は近代においても残っており、そういったことを考える上でも本書は参考になりました。

いろいろと読んでいると勉強になります。

 

「喰うか喰われるか 私の山口組体験」

 

 

出張途中の航空機内で読み始め、面白くて、到着後、電車内や宿泊したホテルでも読んで、1日で読了しました。
著者の本は、結構、読んでいて、その背景にあるエピソードが様々に紹介されていて、実に興味深いものがありました。著者が、取材対象に踏み込んで、かつ、引きずられずに執筆してきた経緯も理解できました。
この本は、著者の言論人としての半生記のような側面もあり、山口組関係での著作が目立つものの、それ以外の分野での著作も多いことを改めて認識しました。若い頃からベストセラーを連発し、小説にまで手を広げていて、しゃべる姿はもっさりしていて華がありませんが(笑)、要するに才能があるのでしょう。真実をえぐる、迫るその手法が、山口組には煙たく、緊張関係が続き襲撃にも発展したという印象を受けました。
本書で紹介される様々な関係者の多くが既に物故し、著者にとっても、本書はこれまでの総括のような意味合いもあるのだろうと推測します。

「利益と節税効果を最大化するための収益物件活用Q&A50」

 

 最近、こういった不動産関係の本を、折を見て読んでいるのですが、この本は、不動産投資、収益物件保有の上で出てくる疑問に対して答える形で、わかりやすく丁寧に説明されていて、参考になると感じました。

この種の本では、著者の成功体験に根ざした「こうすれば儲かる」的なものがありがちですが、そういった自己主張を抑えつつ、中庸を得た書き振りには好感が持てました。

引き続き地道に勉強です。

コロナで出生数激減、首都圏の「産み控え」目立つ

コロナで出生数激減、首都圏の「産み控え」目立つ(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

これまでの政府の推計では、年間出生数が80万人を下回るのは2030年ごろと予測されていたが、少子化が急速に進み、今年は通年の出生数が過去最少を更新することがほぼ確実で、10年ほど前倒す形で80万人を割り込む見通しが高まってきた。

今後の日本を衰えさせる大きな原因になるのは少子化です。働き手が減り、勤労世代に対して高齢者世代が重くのしかかり、社会の様々な機能が阻害されていきます。その少子化が大きく進みつつあることは、深刻に捉えるべきでしょう。

遅いとはいえ、少子化対策を徹底的に進めないと、日本の将来は闇となってしまいます。 

都の協力金支給遅れ、飲食店悲鳴…「倒産してから振り込まれても仕方ない」

都の協力金支給遅れ、飲食店悲鳴…「倒産してから振り込まれても仕方ない」(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

平時であれば、じっくりと審査して不備があれば是正して、で問題ないですが、今は非常時であり、一刻も早くお金を必要としている人が山のようにいます。外形的に問題がなければ、細かいところに踏み込んだりチェックするのは後回しにして、迅速に支給することを優先すべきでしょう。そういう発想ができないところが、日本の「役人」の駄目なところで、そのために倒産や、場合によっては死者すら出かねないことが強く憂慮されます。 

アップル新型「iMac」ステイホームを彩る1台

ASCII.jp:アップル新型「iMac」ステイホームを彩る1台 (1/3)

ここ数年のシルバーを基調としたiMacとは違い、24インチiMacでは外観もまったく新しくなっています。画面下にあったアップルロゴはなくなり、ディスプレーの表示領域以外にはロゴや文字が一切ない、すっきりした印象になりました。

ロゴがないすっきりしたデザインに

 横から見るとまさに「板」と「スタンド」で、一度見たら忘れられないシルエットです。オールインワン型PCのトレンドを変えるインパクトがあり、他のメーカーも追従してくるかもしれません。

私も、2015年に導入したiMacをこれに替えることにして、早速、セットアップして使い始めていますが、まずは、その秀逸なデザインに惚れ惚れするものを感じました。この薄い板のような本体の中に、よく必要なメカニズムを詰め込めたものだなと感心しました。

前のiMacが21インチモデルで、事務所の、大きくないデスク上にうまくおさまるか、ちょっと不安でしたが、やや大きくはなったもののその差はわずかで、問題なくおさまりました。

前のiMacフュージョンドライブで、もっさり感が拭えなかったのが、新iMacSSDで、M1チップ採用もあってか、実にサクサクとした感じがあって快適です。

いろいろと試してみながら活用したいと考えています。 

 

 

 

 

 

 

「政府は何もしてくれません」長引くコロナ禍で困窮する若者と子育て家庭

「政府は何もしてくれません」長引くコロナ禍で困窮する若者と子育て家庭(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

「子育て家庭への税の再分配が少なすぎます。コロナで親が働けなくなると、子どもはすぐに十分な食事が取れなくなる状況になります。冷蔵庫が空っぽで子どもたちの体重が減っている家庭がたくさんあるのに、国からの支援が出てこないのは一体なぜなんだろうと思いながら支援活動をしています」

私が早稲田大学に在学していた1983年から1987年当時、生協食堂に、一食170円か180円の定食があって、その当時でも激安だったのですが、聞いた話では、困窮している学生でも何とか食事ができるように、敢えて設定しているということでした。

世の中、食べるものにも事欠く、困っている人がいるわけですから、学生であれば生協食堂、生徒なら学校の給食、学校の周囲に住んでいる人なら給食を食べられるような制度にするなど、社会の中にセーフティネットを設けていくようにすべきでしょう。

野党が政権奪取を本気で狙うなら、そういうところにきちんと対応できる、富が適正に再分配される仕組みを確立することが必須だと思います。