【転出超過】なぜ若い女性は流出する?「やりたい仕事は広島になく東京に」 一極集中のその先に…

【転出超過】なぜ若い女性は流出する?「やりたい仕事は広島になく東京に」 一極集中のその先に…(テレビ新広島) - Yahoo!ニュース

ニッセイ基礎研究所・人口動態シニアリサーチャー 天野 馨南子さん】

「男性の(仕事の)バリエーションに比べると、はるかに女性のバリエーションが地方にはない。地方の人の話では女性は“笑顔の仕事” 観光・宿泊・飲食(業)はある。介護・看護・保育なら、いくらでも女性の仕事はある。と言われて、ジェンダーレスとこれまで言われているのにママの延長みたいな仕事しか地方では用意されていない状況に未だになっているので、そういう状況で女性の流出が男性以上に止まらない」

私も広島出身で、若い女性ではなく初老の男性ですが、今、自分が広島の若い男性だったら、やはり大都会へ行って自分の可能性を試してみたいと思うだろうと感じるものがあります。

若い男性だった私は、法学部へ進学し、司法試験を受験したいと思いつつ東京へ出ました。今よりも、勉強する上での環境は都会のほうが諸々メリットがある時代でもありました。そういう若い頃の自分を振り返ってみると、都会へと進出する若者の気持ちはわかります。

しかし、そういう一方的な流れが進むだけでは、地方は衰えてしまいます。そうならないように、いかに魅力的な場所へとしていくかが、今後、ますます問われていくということでしょう。ただ漫然と生きるのではなく、問題意識を持ち、行うべきは行うことが求められていると思います。