男は今年1月に末期のがんで病院に入院するまで、この工務店に勤務していて、50年近い逃亡期間のほとんどを藤沢市周辺で過ごしたとみられます。
こういった極左の逃亡被疑者は、所属セクトがあればそこからの支援がある場合もありますが、東アジア反日武装戦線は、組織としてはもうないので、組織的な支援は受けられなかったのでしょう。日雇い労務者的な仕事では、身元は問われず日払いで働きやすいので、そういった環境に身を置いて生活していたものと推測されます。
指名手配され、表に出ることはできず、警察による追跡に怯えながらの生活であったはずで、後悔の多い人生だったのではないでしょうか。侘しく寂しいものを感じます。