先日、長崎へ行く機会があり、レンタカーで島原半島を一周して、原城跡へも行ってきました。有名な天草島原の乱の舞台、決戦地で、前から行きたいと思っていたので、現地では歩き回りじっくりと見学しました。
本では読んでいましたが、
実に広大で、様々な曲輪が重層的に築かれ、幕府軍が大軍で包囲しながら攻めあぐねて苦戦したことが理解できるような気がしました。
元々、領主であった有馬氏が不祥事で改易され、その後に領主となった松倉氏の苛烈な圧政が、領民を追い詰め乱を招いたものでした。有馬氏はキリシタン大名であり、有馬氏の治世が続いていればあのような大乱は起きなかったのではないかと思われました。ちょっとしたボタンの掛け違えのようなものが、やがて大きな亀裂や歪みを生んでいく、歴史にある怖さを感じるものがありました。
今年も、歴史ゆかりの地をいろいろと訪ねることができ、関連する本も読めて勉強になった1年でした。来年も、できるだけ本を読み、歴史ゆかりの地を訪ねたいと考えています。
