極論すれば、3年間スマホをまったく使わなかったか、または使っても1日1時間未満の使用にとどめた中学3年生は、脳が小学6年生から順調に発達したので、中学3年生相当の脳を持っています。
ところが、3年間スマホを毎日頻繁に使っていた中学生は、脳が小学6年生から発達しなかったので、小学6年生相当の脳を持っています。この二人が同じテストを受ければ、脳の発達が3年分も違うのだから、結果が大きく違わないほうがおかしいのです。
何事も、やりすぎは良くないものですが、スマートフォンも、やりすぎると脳の成長が止まってしまうというのは恐ろしいですね。未成年者にとっての新たな脅威かもしれません。
私が思うのは、スマートフォンの使用をほどほどにして、読書をする時間を長めに取るべきだろうということです。読書をすることによる様々なプラスの効能は明らかです。
スマートフォンを使いすぎるな、というだけでは説得力がありませんから、スマートフォンを使ったら、それと同じ時間読書をしようという、そういう心掛けで臨みたいものです。