DX、DXと、あちらこちらで話題にのぼることが多い現状ですが、参加しているビジネス書の読書会で、これが課題図書になっていて、通読してみました。
私自身、DXへ向けての検討、採用、実行の現場に関わる機会がないので、今ひとつイメージがつかみにくい印象を受けていたのですが、本書では、DXで業務が大きく改革、改善されたり、逆に、うまくいかず失敗したといった実例がかなりの数、紹介されていて、具体例を通じて、DXについてのイメージがつかめたように感じられました。
ただ、大企業であれば資金力がありやる気になれば実行できることでも、中小企業ではなかなか資金的に難しいのではないかと思われ、そういった場合に、業界横断的にDXを進められるような仕組みも必要ではないか、という印象も受けるものがありました。
今後、少子化がますます進む中で、DXにより業務を効率化、省力化していく必要性は強まるでしょうし、必要な関係者は常にアンテナを張り巡らせておくべきだろうと思います。