夕張破綻15年 5年後累積赤字解消 続く苦境、止まらぬ人口減

夕張破綻15年 5年後累積赤字解消 続く苦境、止まらぬ人口減(北海道新聞) - Yahoo!ニュース

夕張市が2006年6月20日に、353億円もの累積赤字を抱えた財政破綻状態であると表明してから15年が過ぎた。全国唯一の財政再生団体として、現在も毎年26億円を国に返済し続け、そのために高額な水道料金や公共施設の閉鎖など市民に負担を強いている。完済予定の26年度末まであと5年。財政再生団体から脱却した後の市民生活はどう変わり、財政運営はどうなるのか、市は青写真を描くことが求められている。

 この夕張の姿は、多くの日本人にとって、自らが生活している地域の明日の姿と考えるべきでしょう。少子高齢化が進み、税収が減り、地域の様々な産業も衰退、廃業していく。その先にあるものは、正に今の夕張の姿です。

目先のことばかり考え政争に明け暮れている間に、日本社会が、徐々に死滅へと向かっているという強い危機感を持ち、社会の構造を根本から変えていかないと、先はないでしょう。

今が楽しければ良いという短絡的な発想が、自らの首を徐々に締め、後戻りができない状態へと追い込んでいくことは確実です。