新風舎、文芸社に事業譲渡 未完成千人分の本作りも

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200803060391.html

新風舎は、売り上げ急減による経営悪化から、1月7日に民事再生法の適用を申請した。だが、支援企業との話がまとまらず、同18日に東京地裁から再生手続き廃止の決定を受けた。負債額は約20億円。

最新号の日経ビジネスの中の人気連載「敗軍の将、兵を語る」で、新風社の社長が登場していたので読んでみましたが、今なお、破綻の引き金になったのは一部の顧客による民事提訴であるとか、インターネットで誹謗中傷されたなどと、自分達がやっていたことを棚に上げ見苦しい弁解を繰り返していて、このような状態ではとても事業継続などできないだろう、と思いました。こういった悪質業者に引っかかってしまった人々は、不運でお気の毒というしかありませんが、世の中には、他人の夢や希望を食い物にして生きる輩も大勢いる、ということをよくわきまえた上で、自己防衛を怠らず慎重に臨む必要がある、ということでしょう。