「学長の解任問題」取材中に"女性記者"逮捕…非公開の選考会議 会議室付近で大学職員発見し取り押さえる

「学長の解任問題」取材中に"女性記者"逮捕…非公開の選考会議 会議室付近で大学職員発見し取り押さえる(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュース

当時、学内では学長の解任を審査する学長選考会議が非公開で開かれていて、警察によりますと女性記者は会議室付近の廊下にいました。

建造物侵入罪の「侵入」について、判例、実務は、管理者の意思に反する立入、と考えるので、立入禁止意図が事前にマスコミ各社へ明示されていた本件では、同罪の成立は否定できないのではないかと思います。
侵入について、平穏を害する立入、という考え方もありますが、判例、実務では採られていません。
過去にも、マスコミ関係者による同様の行為が逮捕や処罰の対象になったことはあり、その意味で、本件が特異なケースとも言えません。。
報道の自由があれば、他人の建造物や住居に勝手に立ち入って良い、ということにはなりませんから、マスコミ関係者も慎重な行動が必要でしょう。。特に、マスコミを快く思っていない取材対象の場合、警察への通報とか私人による現行犯逮捕という挙に出る可能性が高いから、余計に慎重になる必要があります。
記者は22歳ということで、まだ経験がほとんどないようですから、その辺の感覚がなかったのではないかという印象を受けます。