【速報】“昭和を知る最後の首相”中曽根康弘氏死去 「大勲位」と呼ばれた政治家(FNN.jpプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
1982年、「戦後政治の総決算」を掲げて総理に就任した中曽根氏は、86年、衆参同日選挙を断行して自民党を大勝に導いた。
当時2年だった自民党総裁の任期は、特例として3年に延長され、総理総裁として2期5年の任期を全うした。
政策面では旧国鉄や電電公社、専売公社の民営化を実現させ、行政のスリム化を進めましたが、大型間接税の「売上税」導入は断念に追い込まれた。
保守傍流として政界を漂流し、「風見鶏」と言われながら、「闇将軍」と言われた田中角栄元首相、田中派の後押しを得つつ首相として比較的長くその地位にあったことが思い出されます。また、保守傍流で資金集めには苦労があったのか、疑獄事件があると名前が出て疑惑の矢面に立っていた姿も思い出されます。国家主義的な性格を持ちつつも、小さな政府を目指し行政改革、国鉄等の民営化を強く推進したことも特筆すべきものでしょう。
「強い」首相像の先駆けとも言え、一時代を画した政治家であったことは間違いないと感じるものがあります。ご冥福をお祈りします。