北大教授を中国当局拘束 スパイ容疑?過去に防衛省勤務

北大教授を中国当局拘束 スパイ容疑?過去に防衛省勤務(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

中国では15年以降、スパイ行為に関係したとして、日本人の男女計13人が拘束された。いずれも民間人で、国立大教授という準公務員が拘束されたのが明らかになるのは初めてだ。

あくまで一般論ですが、日本の公安当局が、中国情報を収集するため、民間人に対して様々な働きかけ、情報収集への協力を、時には金銭の提供も行いつつ求めることは、ありがちなことです。それを引き受けるかどうかも、持ちかけられた側の任意ですが、ただ、協力した場合に、特に中国国内で依頼に沿った活動をすれば、それは中国側から見て「スパイ行為」になるわけです。そういうリスクをわきまえた上での、それに見合った報酬も得た上での、覚悟の行為であればともかく、そうではなく、青天の霹靂状態で中国で重い刑事責任を問われて、という人が多いのではないかという印象を、私は受けています。

日本にはスパイ罪がないので、諸外国のように、こちらで拘束しているスパイと相手国で拘束されれいるスパイ(その疑いをかけられている者)を交換するということもできません。捕まれば捕まりっぱなし、あとはよろしくね、というスパイごっこに、安易に乗ってしまう危険性は認識しておくべきでしょう。

あくまで一般論であり、記事にある方がそういう人であるかどうかは、私にはわかりません。ただ、1日も早く釈放、帰国できれば良いと思います。