通訳人不足に大きな武器 検察の遠隔通訳システム、課題は質向上

通訳人不足に大きな武器 検察の遠隔通訳システム、課題は質向上(産経新聞) - Yahoo!ニュース

近年はベトナム人をはじめとする東南アジア系の入国者が増え、英語や中国語といった主要言語よりベトナム語など少数言語の依頼件数が増える傾向にある。しかし、これら少数言語を母語とする通訳人は需要の多い都市部を中心に確保が困難になっているという。

私も、検察庁在籍当時から通訳人立会の取調べ、公判等を数多く経験してきましたが、特に少数言語では、都会ではないエリアでの通訳人確保が大変で、通訳人なしでは手続が進みませんから、確保には大きな負担を伴うものです。その意味で、こういった遠隔通訳システムの導入は前進だと思いますが、反面、遠隔で通訳することによる、対面よりも行き届かない点はないか、といったことも慎重に検証される必要もあるでしょう。より良い司法へ向けて進むために、有効に活用されてほしいと思います。