平成の終わりに発売され、令和にかけて、少しずつ読んでいます。
小林元侍従の日記については、大きく報道され、興味、関心を持っていたので、こうして内容が紹介された本が出て読めて良かったと感じています。
昭和天皇が、晩年、徐々に健康状態が悪化して、また、時に弱気にもなる様子や、香淳皇后が次第に認知症が進んで、側近らがそれをできるだけ伏せようとしつつも伏せられなくなっていく様子など、人間としての昭和天皇、香淳皇后の赤裸々なお姿には、心打たれいろいろと考えさせられるものがあります。
上皇陛下の生前退位に当たり、陛下ご自身が、そういった昭和天皇、香淳皇后のお姿を目の当たりにしてきたことが、おそらく大きく影響したであることも推察されるものがありました。
遠くなる昭和を感じつつ、引き続き読み進めます。