陛下、高御座からお言葉=平成踏襲、首相が万歳三唱-10月の即位礼正殿の儀

陛下、高御座からお言葉=平成踏襲、首相が万歳三唱-10月の即位礼正殿の儀(時事通信) - Yahoo!ニュース

平成の代替わりを踏襲し、皇居・宮殿「松の間」に置く玉座「高御座(たかみくら)」に陛下が立ち、お言葉を述べられる。これを受け、首相が祝意を示し、陛下に対して万歳を三唱する。

 最近、

昭和天皇 最後の侍従日記 (文春新書)

昭和天皇 最後の侍従日記 (文春新書)

 

 を読み終えたのですが、現憲法下で初の天皇崩御を迎え、その後の大喪の礼などで、側近らが、憲法との関係を検討し悩みを抱えつつ職務を遂行していた様子も出ていて、考えさせられるものがありました。

「象徴」という地位自体が、曖昧さを持っているもので、国民主権との関係、政教分離との関係も含め、即位に伴う様々な儀式に、現行の憲法秩序との緊張関係を持たざるを得ません。単に前例踏襲ではなく、改めるべきは改めることも必要という気がします。皇嗣殿下の発言が、一時、話題になりましたが、単にそういう発言があったと片付けられるのではなく、あるべき儀式の在り方という建設的な問題意識は今後も持たれるべきでしょう。