https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180906-00321886-nksports-soci
訪日外国人も戸惑う人が続出した。この日、夕方になっても空港にとどまっていた韓国の大学生(23)は投げやりに話した。「Wi−Fi(ワイファイ)がつながらず、自分の置かれている状況がまったく分からなかった。日本語も分からない」。中国に里帰りする予定だった京大の研究員の許健さん(30)は「水や食事も大事だが、訪日客にはネットができる環境が一番必要だった」と指摘した。
午後4時すぎに泉佐野駅に到着した名古屋市の男子大学生4人は「役に立つ館内アナウンスはなく、自分たちでインフォメーションに情報を取りに行った。臨時バスが出るのもたまたまトイレに行った時に張り紙を見た」と話した。
突然の、しかも想定を超える事態に、関係者も対応が後手後手に回ったものと推察されますが、今後の教訓をできるだけ多く読み取るべきではないかと思います。
情報提供のためには、まずはインターネット環境が重要で、関西国際空港では基地局にも障害が出て繋がりにくい状況が出たようですが、そういう時に、緊急に臨時の基地局が設置できるような態勢(技術的に可能であることが大前提ですが)が必要と思います。また、とかく混乱しがちななかで、事態を仕切るべき組織、人を明確に定めて、その指示に従って動くことも必要、重要でしょう。
日本でも、やはり緊急事態への対処を専門とする官庁を作って、こういった非常時に主体となって動くようにすべきではないかと、改めて感じるものがありました。