笹子事故発生から6年、山梨 - 弁護士落合洋司（東京弁護士会）の日々是好日

2012年に9人が死亡し、3人が重軽傷を負った山梨県の中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故は2日、発生から6年となった。事故が起きた午前8時すぎ、現場となったトンネル内や出口近くの仮設テントで遺族らが献花し、黙とうをささげた。

私も、たまに中央自動車道を走ることがありますが、私自身が被害者になっていてもおかしくなかった事故であり、まったく他人事ではないということを強く思います。

戦後、様々な公共施設、道路、橋などが造られて、老朽化が大きな問題になっています。公共工事の予算が潤沢ではない中、このような事故が、今後も、ある日突然起きて重大な結果が発生する危険性が、我々の生活と隣り合わせに存在すると言っても過言ではないでしょう。

この事故を風化させず、貴重な教訓として今後に大きく生かすべきと強く感じつつ、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。