地下鉄サリンから22年=犠牲者を追悼―東京

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170320-00000038-jij-soci

事件は1995年3月20日に起きた。オウム真理教の信者が日比谷、丸ノ内、千代田の3路線で猛毒ガスのサリンをまき、13人が死亡。

22年前のあの日、私は、名古屋地検に勤務していて、前日夜に大学時代のゼミの同窓会が東京であったためその後に宿泊し、有給休暇を取っていたその日に名古屋へ帰ろうとしていたところでした。宿泊していたホテルで、午前8時台に起きてテレビをつけたところ、地下鉄の駅の上に多数の負傷者がいて救護活動が行われている、ただならぬ光景が映し出されていて、驚いたことを今でも思い出します。
当時の私は、東京地検への異動前で、その日の時点で既に聞いていたかどうかまでは覚えていないのですが、特捜部へ入ることを期待していたのが(そういう噂がマスコミ関係者の間でも流れていたようで官舎まで聞きに来た記者もいました)公安部と言われて、ちょっと拍子抜け状態でしたが、未曾有の大事件が起き、しかも3月末には警察庁長官が何者かに狙撃され重傷を負うという事件まで起きて、公安部で大変な状態になると覚悟を決めて異動に臨んだことも思い出されます。
日本にとっても、私にとっても、未曾有の大事件が起きてから22年、今はただ、亡くなった方々や今なお後遺症に苦しむ方々などのお見舞いを申し上げると共に、こうした事件が二度と起きないことを祈らずにはいられません。