法廷で手錠、当たり前? 「裁判前から罪人」提訴の例も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161002-00000008-asahi-soci

法廷で手錠・腰縄姿を見られるのは苦痛として、刑事裁判の被告人が国に賠償を求めるケースが起きている。逃走などを防ぐための通例だが、開廷中は縄を外し解錠するよう法律で定められている。市民が参加する裁判員裁判では、先入観を持たないように手錠・腰縄姿を見せない運用もしている。入廷時の取り扱いについて、司法の場で議論が広がりつつある。

勾留中の被告人が法廷に来た場合、裁判官入廷までは手錠、腰縄状態で待機し、裁判官入廷後に解錠するのが通例です。法廷から逃走というケースも時々生じていて、そういう取り扱いはやむを得ない面もありますし、そういった運用は日本だけで行われているわけでもないのですが、被告人としては屈辱感を感じるものがあるでしょうし、従来の運用のままで良いかどうか、検討の余地はあると思います。
逃走の恐れがなく特に問題がない場合は、法廷に入る前に解錠するなど、運用面での工夫はあって良いと思います。