一人生き残った孫に両親の死を伝えた 北海道・5人死傷

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160608-00010001-doshin-soci

砂川市の国道で飲酒運転とされる乗用車が軽ワゴン車に衝突し、歌志内市の会社員永桶弘一(ながおけこういち)さん=当時(44)=ら一家5人が死傷した事故から6日で1年が過ぎ、弘一さんの父弘(ひろし)さん(73)=歌志内市=が7日、コメントを発表し、「切なく悲しい気持ちがますます強くなってくる」と無念の心境を明らかにした。事故で一時重体となったものの、一家で唯一生き残った、弘一さんの次女光さん(13)には、4月に家族4人の死を知らせたという。

光さんは後日、「パパもママもお姉ちゃん、お兄ちゃんも光のことを見守っていてください、とお願いしたの」と話した。事故前の記憶は相当回複している様子だが、事故のことを口にすることはないという。

このような事故があると必ず言われる言葉ですが、二度とこのような悲惨な事故は起こさないでほしい。マスメディアをはじめ社会には、飲酒運転、無謀運転を根絶するために、地道に啓蒙(けいもう)活動を続けていただきたいと願っております。

大きく報道された悲惨な事故から1年、1人残された次女の方のことを思うと、気の毒でかける言葉もなかなか出てこないという気がします。
私も車を運転しますが、よく言われるように、一歩間違えれば「走る凶器」と化してしまいますから、飲酒しての運転は論外であり、速度を出しすぎないなど安全には十分に注意して運転することを心がけてはいますが、こういった記事を読むと改めて安全運転の必要性を痛感します。注意していれば100パーセント事故が起きないとは言えませんが、そのリスクをできる限り低減させることはできるはずで、そのような個々人の自覚や努力が、総体としての事故を減らすことにつながることを肝に銘じておくべきだと思います。
交通関係で厳罰化が進み、確かにそれは悪質な交通犯罪に対する抑止力にはなりますが、まずは事故が起きないように、悲惨な事故の犠牲者が出ないようにすることが先決であり、そのための対策をさらに強化する必要がある、そのことを、記事を読み痛感しました。