舛添都知事、「第3者」と会見 番組独自に3人の「第3者」が分析

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160607-00000880-fnn-soci

書道用のシルクの中国服。
書道が、政治活動に役立っているからということだが、落合氏は「調査した弁護士の人に、直接聞いたわけではありませんけど、おそらく、素朴なところでは、その疑問を感じつつも、合法であり、かつ不適切までいかない。だからまあ、適切っていうところに、入れざるを得ないと。そういったものっていうのは、おそらく多々あったんだろうと思いますよ」と語った。

6月6日の夜のフジテレビ系「ユアタイム」に、急に呼ばれて、そこでも話をしたのですが、

舛添都知事が会見 元東京地検検事・落合洋司氏に聞きました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160607-00000882-fnn-soci

そもそも政治資金というものが、政治目的を達成するために必要な資金という、様々なものを広く含み得る曖昧模糊としたものなので、屁理屈的にあれこれ弁解がましく言われても、なかなか明確に「政治目的を達成するために必要な資金」ではない、とは言い難いという構造になっていることが大きな問題であると思います。
さりとて、政治資金をより狭く限定して定義し、また、使途について厳しく法規制をかけるようなことをやった場合、政治活動の自由を過度に制約することにもなりかねませんから、そこは慎重に見る必要もあるでしょう。
舛添氏は頭が良い人と思われますから、第三者に依頼してチェックして、その結果といううものが、違法にはならず、ごく一部に不適切さが指摘されても大部分は「不適切とまでは言えない、グレーだがグレーは白のほうに入れざるをえず適切」という流れになることを読んだ上で、こういうスキームを構築し、謝罪、是正→続投を狙ってきた可能性が高いと感じるものがあります。
ただ、今見えてきているものは、舛添氏の政治家としての資質やその品格、人間性への重大な疑問であり、狙い通りに乗り切れるか(逃げ切れるか)には予断を許さないものがあると感じるのは、おそらく私だけではないでしょう。政治資金の在り方について、さらに建設的な議論を積み重ねる必要があるとともに、こうした人物を、日本の首都東京の知事として引き続きその地位に就かせておいて良いのかも、今後、厳しく問われることになりそうです。