<高齢者>「荷物預かり仕事」…実は詐欺加担の「受け子」に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151107-00000035-mai-soci

シルバー人材センター関係者をかたる人物から「荷物を預かる仕事を紹介する」などと誘われた高齢者が、気づかないうちに現金受け取り役の「受け子」として詐欺に加担させられるケースがあることが、警察庁などへの取材で分かった。うその電話をかけて被害者をだまし、高齢者宅に送らせた現金入りの荷物をバイク便などを装って回収する手口。

海外から日本国内へ移動する人に、荷物を預かってくれと依頼し気軽に引き受けたところ中身が違法薬物だった、という事件が時々ありますが、それに似た手口のように思われます。そういった預かり物は、普通の、やばくないものであれば、わざわざ他人に頼んで預かってもらったり運んでもらう必要はなく(運ぶなら運送業者に頼めば済むことでしょう)、敢えてそういう頼みをされること自体、「やばい物」というアラートが頭の中で飛ばなければならないのですが、なかなかそうならないまま、悪事の片棒を担がされ、共犯としての責任を問われるということになりがちです。知らなかったで通る場合と通らない場合があり、通らない場合は、事案によっては服役を余儀なくされることもありますから、十分注意しないと大変なことになりかねません。
善良なのは良いことですが、あまりにも無知であること、世間知らずであることが、致命的な事態につながりかねないということを、幅広い人々の頭の片隅に置いておいてほしいという気がします。