なにが起きた!? “インフィールドフライ”でまさかの決着も広島・大瀬良が今季初勝利!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150504-00031920-baseballk-base

そもそもインフィールドフライとは、「無死か一死の場面で、走者が一二塁か満塁の状態の時に、フェアゾーンに飛んだフライを内野手が通常の守備を行えば容易に捕球できるであろう時に審判が宣告することによって、打者が即アウトになるプレー」のこと。
野手がフライを捕球する・しないに関わらず、フライが上がっている状態でアウトが宣告され、これによってフライを故意に落球し、複数の走者を併殺にしようとするのを防止するためのルールである。

打球を拾った巨人の一塁手・フランシスコはホームを踏んだだけに留まり、その後にホームを駆け抜けた野間にはタッチをしていない。ということは野間はまだ生きた状態の走者であり、サヨナラのホームを踏んだことが認められたのだ。

私も昔は野球をやっていて、ルールの勉強もそれなりにしていましたが、インフィールドフライというのは、ちょっとわかりにくい面があり、上記の記事ではそこをうまく説明していると思いました。こういう場面は時々起きて、審判が「アウト」を宣告して終わるのが普通ですが、サヨナラに結びつくのは珍しいですね。
インフィールドフライの状況では、ボールインプレイといって、プレイは進行状態ですから、走者は走って良いわけで(その反対の進行停止状態がボールデッド)、上記の記事でも指摘されているように、

・満塁状態でインフィールドフライ
・打者はアウトを宣告され、ボールインプレイ
・打者は既にアウトになっているので、三塁走者がホームへ来る前にボールを持った野手がホームを踏んでもフォースアウトにはならず、タッチアウトにしなければならない

にもかかわらずホームを踏んだだけだったので、、走者は生還、サヨナラとなったということになります。
野手としては、ここでフライが上がったらインフィールドフライ、と意識して守備についている必要がある、そういう場面だろうと思います。プロ野球でもこういうことがあるので、野球というのは難しいものです。