http://www.afpbb.com/articles/-/3037457
シュミット会長は「センサー類や機器が世の中にあふれ、全く気にならないほど身の周りのいたる所に存在するようになる」と語った。
「それは、常にあなたの存在の一部となるだろう。想像してみてほしい。あなたはある部屋に入り…そして、その部屋で作動している全てのモノと交流するようになる」
また、「高度にパーソナライズ(個人個人に最適化)された、高度にインタラクティブ(双方向式)な、極めて興味深い世界が出現する」とシュミット会長は述べた。
この記事を読んですぐに感じたのは、インターネットが発達して、人と人との交流が以前よりも格段に容易になり、距離感がなくなってきているということですね。SNSが広く普及して、相互に、どういう生活をして何に興味を持って活動しているか、といったことがわかりあえるようになりましたし、誰かに何かを伝えたい、知りたい、といった時も、様々なコミュニケーション手段で、遠隔地(海外も含め)にいても、すぐに連絡しあえるのは実に便利です。費用も、かかっても僅かです。インターネットが普及する前には考えられなかった世界が現実のものになっています。
シュミット会長が想定する世界が、究極なものとしてどこまで到達するのか、イメージとしてもまだよくわからないものがありますが、情報が極めて高度にパーソナライズされて個々に提供されその活動が今よりもはるかに容易、快適になる世界が想定されているのでしょう。例えば自動車も、手足を動かして運転することは一切なくなって、給油、洗車、点検も車が自動でやってくれるような世界が思い浮かびます。便利すぎて人間が駄目になる、そうならないようにどうすべきかが課題になってくるかもしれません。