<建国記念の日>首相が「日本をより美しい、誇りある国に」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140210-00000071-mai-pol

菅義偉官房長官は10日の記者会見で「建国記念の日の趣旨を広く国民に伝え、ともに祝って分かち合うために出す」と説明。発表に「首相の強い思いは当然ある」と語った。「右傾化批判を受けるのでは」との質問には、「どうしてそういうふうに取られるのか。取る方が全くおかしい」と反論した。菅氏によると、2004年までは時の首相が民間団体主催の式典で祝辞を述べていたという。

司馬遼太郎坂の上の雲」で、日露開戦が決まり連合艦隊が出撃態勢に入った時、ある将校が、ポーランド人がロシア人に追い使われている亡国のポーランドの様子が思い浮かび日本もあのようになるのではないかと涙がこぼれて仕方がなかった、というシーンが出てきます。日本は、長い歴史の中で、戦後の一時期占領されてはいましたがそれ以外で独立を失ったことはなく(戦後の占領期も独立はしていたのですが)、国を維持してきていて、私は、そのような日本国が、国民のために確固として存在していることを、長い歩みを振り返りながら率直に祝うのが建国記念日であろうと考えています。いずれは、世界が1つになって国家がなくなる日が来るのかもしれませんが、国民の安全を守り福祉を支え幸福追求を最大限に可能にするための、国家の役割には、今後長く、大きなものがあると思います。いたずらに過剰な国家主義に走ることなく、また、そのような国家の意義を見失うことなく、日本という国家を、より良い国にしたい、そういう国でありたい、ということを、今日の日を迎え改めて強く感じました。