大金手つかずのまま…浮かぶ強い殺意 識者「暴力団ならリスク大きすぎ」

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131221/waf13122103380002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131221/waf13122103380002-n2.htm

一般人が拳銃を入手した可能性はないのか。事件で使用されたのは口径の小さい自動式拳銃だったことがすでに判明。ある警察幹部によると「小型拳銃は密輸しやすく、外国人ブローカーが売買に関わっている」。こうしたブローカーは手っ取り早く銃を売却するためインターネットで客を募るという情報もあり、一般人の犯行という可能性もゼロではないとみる。

昭和の当時は、けん銃というと入手が著しく困難で持っているのは暴力団関係者に限定されていたものでしたが、その後、平成に入り、ソビエト連邦の崩壊でソ連製(中国製もありましたが)の軍用自動けん銃であるトカレフ、マカロフ(トカレフより小型)がかなり日本にも流入してきて出まわるようになりました。さらに、その後に暴力団抗争が激減し、抗争より金、という風潮になってもきて、不要になった、あるいは金に困って、といった理由で、暴力団関係者から一般人へけん銃を密売することも行われるようになってきています。過去十数年に起きたけん銃を使った事件で、一般人が犯人であったケースは私が知っているだけでも複数あります。
現在の相場はよくわかりませんが、高値の頃に比べるとかなり安くなって、おそらく、トカレフ、マカロフのようなものなら数十万円程度で裏ルート経由で入手できるのではないかと思います。
今後の捜査でも、おそらく、暴力団、という線に限定せず、幅広い目で見つつ捜査対象が選定されるはずですし、そうしないと、真犯人を対象から早々と除外することになりかねないでしょう。