http://news.mynavi.jp/articles/2013/07/21/research/
今回、全国約1800カ所という大規模で実施されたLTE/4Gエリア調査では、全国の主要地点におけるLTE/4Gエリア化がもっとも進んでいるのがドコモであることが明らかになった。また、通信速度測定の平均ダウンロード速度でも、ドコモの「Xperia A」が首位となった。このことについて、日経BPコンサルティングでは、「(ドコモの)LTE設備の増強・拡大が順調に進展している結果」と述べ、さらに「112.5Mbpsサービスのエリア拡大が平均速度を押し上げたと見られる」と考察している。
また今回の調査では、夏に訪れる機会が多いレジャースポットでも調査が実施されたが、高層ビル・タワー・展望施設やウォーターパーク・海水浴場、そして富士山においてもドコモのLTEが強さを見せており、これから行楽シーズンを迎えるにあたり、ドコモユーザーにとっては心強い結果となっている。
こうした調査結果は、全体的な傾向を見る上で参考になりますし、結果で上位に来ているキャリアやサービス、機種を選択することで自分自身として良好な、満足できる結果を得られる可能性が高くなる、という意味でも参考になります。
ただ、こういった通信状況は、場所により、様々な要因により変動しますから、あくまで「傾向」「可能性」であって、個々に何かを保証するものではない、というところが難しく悩ましいところです。例えば、私は、時々、北関東のさらに奥の山中へ行って仕事をしたりしていますが、そこで、最近、auのLTEサービスが使えるようになり、かなりの高速度通信が現に可能になりました。主に都内にいて、時々そこへ行く私にとって、どれか1つ通信キャリアを選べ、となった場合は、ドコモではなくauということになるかもしれません。そのような選択の上で、上記のような調査結果は、参考にはなっても結論を左右するものにはならないでしょう(実際はauだけ利用しているわけではないのですが)。
こういった難しさが、通信キャリア選択には、どうしてもつきまといます。自分の具体的な使用状況を踏まえながら検討する必要がありますね。