不明女児殺害、母が認める供述「夫の子でない」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000816-yom-soci

府警に対し、当初は「中絶できずに出産し、直後に死亡した。夫に相談すると『どうにかしておけ』と言われたので、愛知県内の海に流した」と話していた。しかし、その後の調べに、中絶しようとした理由について「夫の子ではないから」などと説明。殺害についても認める供述を始めたという。

今朝、フジテレビのとくダネ!にスタジオ出演した際、この件についてもコメントを求められたのですが、発見された遺体が、かなり腐敗して状態がかなり悪い、とのことで、「殺害した」という供述が得られても、客観的に、遺体の状況等から殺害を裏付けることは相当困難になると予想されます。また、そういった供述が得られても、供述に変遷があり(二転三転しているという報道もあります)、また、具体性に乏しければ、信用性に疑問がつきまとい、立件、起訴して有罪になるだけの証拠になるかどうかが問われるでしょう。夫の供述も問題になりますが、こちらも「供述」ですから、慎重な評価を要します。警察は、死体遺棄罪(3年の公訴時効のハードルを越えられるかどうかが問題です)、殺人罪を視野に入れて捜査をしているはずですが、なかなかの難事件で、どこまで解明できるか注視が必要、という気がします。