エゾシカ:市街地出没激増、道が対応マニュアル 通報から捕獲、処理まで /北海道

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120513-00000016-mailo-hok

エゾシカ対策室によると、生息数の増加に伴い住宅地などに出没するシカが激増。10年にシカがからんだ交通事故は道内で1727件に上り、市街地に迷い込んだ例は石狩地方で76頭(10年度)。住宅密集地などでの銃の使用が禁じられているため、自治体から道に対処方法の問い合わせが増えていた。

北海道在住の人から、車とシカがぶつかる事故は少なくない、という話は聞いたことがありますが、シカ絡みの交通事故が年間で1700件余りも起きているとは知りませんでした。シカだけでなく人身への重大な被害につながりかねず、由々しき問題ではないかと思います。
かつて棲息していたエゾオオカミが絶滅し生態系が変化したことでエゾシカが増加してきたようですが、外国では絶滅した動物を、増えすぎた動物の駆除のため敢えて他から導入する、といったことをしている例もあるものの、人や他の動物への被害も懸念されますから、当面、駆除や食肉としての流通、といったことを適切に行い、増加を抑制することも必要でしょう。