http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2838736/8023058
連邦議会議事堂で行われた式典には、車椅子姿など高齢の日系の元軍人、数百人が出席。ジョン・ベイナー(John Boehner)下院議長は「彼らが示した勇気、勇敢さ、国への献身に対し、米国は永遠に恩義を負っている。彼らは、母国では差別を、国外ではファシズムを相手に、2つの戦場を闘った」と日系人元兵士らを称えた。
ナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院院内総務も、日系人兵士らはファシズムと戦っただけでなく「米国の理念たる平等」を擁護し、国への忠誠と愛を示すために苦渋を乗り越えて立ち上がったと賛美した。
元第442連隊のダニエル・イノウエ(Daniel Inouye)上院議員は、「ここまでの道のりは長かったが、栄誉ある道でもある。今は墓に眠る戦友たちも、この日を喜ばしく思っていることだろう」と述べた。
同じく欧州戦線で戦った第100歩兵大隊や、米軍情報機関で日本語の翻訳や捕虜の通訳などを担当した日系人約6000人にも「議会金メダル」が授与された。
下院議長や下院院内総務から、最大級の賛辞が贈られてますが、彼らが成し遂げたことは、それに見合った立派なもので、彼らの活躍により、戦後、米国社会における日系人に対する見方が大きく変わった、ということも含め、その功績には多大なものがあるでしょう。日本人や日本国にとっても、日本にルーツを持つ彼らの活躍は、誇りであり、大きく祝福すべきことではないかと思います。
日米開戦後、強制収容所に収容され、そこで絶望し、泣いたままいれば、その後の展開はなく、人は、絶望の中から勇気を持って立ち上がり、闘うべき時もある、死すべき時もあれば生きるべき時もある、ということを、しみじみと感じます。イノウエ上院議員が語るように、志半ばで倒れた日系人将兵も、この晴れの日を天空から眺め、皆で手を取り合い喜んでいることでしょう。