【台湾】時の贈り物は知恵と工夫が必要

http://www.asahi.com/summergift/world2011/TKY201106260102.html

この「鐘(ジョン)」という発音は、終わりを意味する「終」と同じ。「送鐘」は、「(人生の)最期を看取る、死に水を取る」という意味がある「送終(ソンジョン)」という言葉を連想させるため、台湾ではタブーとされている。
言い換えると、時計を贈る行為は「あなたの最期を看取ります」。つまり、「死」を想像させるメッセ―ジを相手に贈る、ということを意味する。なるほど、確かにそう考えると、このタブーは致し方がないところと言える。

ただ、このタブー、時計は時計でも腕時計は大丈夫。腕時計の発音は「手●(金へんに表、ショウビャオ)」。「鐘(ジョン)」の発音がないので、このタブーに抵触しない。同じ時計でも、贈り物となると随分と扱いが違うものだ。

こういう習慣は、その国の言語や文化に慣れ親しんでいないと、言われなければわからないですね。時計というのは、実用的で相手に喜んでもらえそうな物、という感覚が私にもありますが、台湾でうかつに持って行って贈るべきではない、ということを、この記事で初めて知りました。
海外でロングステイしたり永住する日本人も、今後、ますます増え、いずれは私もその1人になる可能性がありますが、もし、そういった状態になれば、その国の文化や習慣などを謙虚に学ぶということが不可欠であると、改めて強く感じました。