アディダスジャパン、契約選手の情報流出を謝罪 社員がTwitterに書き込み

http://mainichi.jp/select/biz/it/hatena/archive/articles/201105/4110.html

同社は入社時に全社員に対して行動規範や顧客情報の守秘義務などに関する研修を行っており、今回の出来事について「スポーツブランドとしてあるまじき事であり、この事態を厳粛に受け止め、このようなことが繰り返されないよう、社を挙げて再発防止を徹底してまいります」としています。

ネット上で、この社員の情報がいろいろとさらされていて、いくつか目にしましたが、そもそも、自分自身や家族のことについてすら、一旦、ネット上に公開すれば不特定多数の目に触れるということが意識の中から欠落している人のようで、引き起こした問題も、そういった日頃の意識、行動の延長線上で起きるべくして起きたものという印象を受けました。アディダス社としては社内研修等を行っているはずですが、こういう人は、付け焼刃の研修程度では駄目で、ネットリテラシーの「虎の穴」のようなところに入れて徹底的に矯正する必要が、本来はあるでしょう(現実としては無理ですが)。
こういった社員が、特にブランドイメージを重視する会社にとっては、社内に仕掛けられ、どこに仕掛けられているかわからず、いつ爆発するかわからない爆弾のような存在になっている、という、インターネット社会における恐ろしい現実を、先日の、某ラグジュアリー系有名ホテルの件に続き、またもや広く世間に知らしめることになってしまいました。
研修を行う場合も、付け焼刃的なものではなく、かなり工夫したものとして行わなければ実効性はないということを、研修を行う側は肝に銘じるべきでしょう。