「スマホOK、PCは使えない」 そんな新人が急増中、「被害」報告相次ぐ

http://www.j-cast.com/kaisha/2015/06/11237227.html?p=all

今の10代の中には、「フォルダ」「クリック」「ドラッグアンドドロップ」といった言葉を知らない、パソコンのショッピングサイトでは買い方がわからない、パソコンでメールを送ったことがない、という人が増えてきているという。記事中には、「10代だけでなく、新入社員も同じようなもの」という話も。
「ある会社」の人事採用担当者の話として、「新入社員のほぼ全員がPCが使えないため、最初の1週間はキーボード練習やPCの使い方講習に明け暮れた」という事例を紹介。IT関連部門の新入社員も例外ではないという。

ここまでスマートフォンタブレットが便利になってくると、PCを使わなくても用が済んでしまい、PCは使うことがないまま社会人になる若者がいても何ら不思議ではないですね。
とは言え、PCが一通り使えるスキルは、スマートフォンタブレットが便利になっても、特に仕事の上では依然として必要であり続けるでしょう。そういうスキルがないまま社会に出ると、仕事にもよりますが、スキル不足になってしまう恐れがあり、まずは、自分なりに学んで身につけておくことが先決なのだろうと思います。新入社員を迎える組織でも、従来のように、PCは使えるのが当たり前という発想は捨てて、例えば入社までに研修を受けられるようにしたり入社後も継続してスキルアップを図れるなど、きちんと学べる態勢を意識して作る必要があります。「被害」と後ろ向きに捉えるのではなく、むしろ、我流によらない、正しい使い方をきちんと学んでもらうチャンスと捉えるくらいで臨みたいものです。