冤罪足利事件―「らせんの真実」を追った四〇〇日

冤罪足利事件―「らせんの真実」を追った四〇〇日

冤罪足利事件―「らせんの真実」を追った四〇〇日

下野新聞社からいただきました。ありがとうございました。私が取材を受け下野新聞に掲載された記事の部分も、本書で掲載されています(217頁から219頁)。
少し読み始めていて、年末年始に読み通したいと思っていますが、さすがに事件があった地の地元の新聞社によるものだけあって、足利事件の全貌がわかりやすく紹介されています。読みながら、再審無罪判決が出て、これは確かに1つのゴールではあるものの、ここから新たなスタートを切らなければならない、日本国民がより良い刑事司法制度を持つための貴重な教訓としなければならないという印象を、改めて持ちました。日本テレビの清水記者が繰り返し指摘しているように、足利事件は、真犯人による、連続幼女誘拐殺害事件の一環として行われた可能性が極めて高いものですが、真犯人が捕まらないままでいることの深刻な問題性も、引き続き強く指摘されなければならないでしょう。