新任検事「私たちが変えていく」=66人に辞令交付―法務省

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101220-00000052-jij-soci

新任検事の平均年齢は27.8歳で、女性は22人。交付式では、「検察への国民の視線が厳しい中、意欲を持って検察の道を選ばれたことは喜ばしく、心強い。心から歓迎する」とした法務大臣を兼務する仙谷由人官房長官のあいさつが代読された。 

このブログを書いているおじさんも、今では、左膝の痛みにあえぐ、しがない日々を細々と送る中年弁護士になっていますが、20年あまり前には、まだ若く、夢と希望を抱き、辞令交付式に臨んでいたものでした。一緒に辞令交付を受けた50名あまりの中で、ゼネコン汚職の際の暴行事件で1名、最近の大阪地検特捜部における犯人隠避事件で1名の、合計2名の懲戒免職、逮捕者も出してしまい、今となっては、人生、はかないものだという無常感のようなものを感じずにはいられません。
新任検事の皆さんには、こういったおじさん達や、挨拶が代読された法務大臣のおじさんなどを反面教師にして、充実した法曹生活を歩んでほしいものです。