http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100405/trl1004052209006-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100405/trl1004052209006-n2.htm
理想の検事像を、測量にたとえてこう表す。一歩ずつ進み、地形や草木を丹念に見る。あるいはアングルを引き、全体を俯瞰(ふかん)する。「両方の力を備える検事でありたいし、そういう若い検事と仕事ができれば幸せ」。
私が広島で修習していた昭和63年当時、広島地裁で、広島大学総合科学部長殺害事件の審理が行われていて、新特捜部長(当時は新任明けの検事)がその公判に立ち会っているのを傍聴した記憶があります。その当時は、刑事部長が、後に検事長になった大塚清明氏で、
元名物検事長、後進に託す「捜査いろは唄」 心得47首
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20080827#1219786922
その後、検事に任官し新任明けの3年間を徳島地検で勤務した私が、関西検察独特の雰囲気も味わって、法曹としての基礎形成期を過ごしたことが、改めて感じられます。
新特捜部長には、「一歩ずつ進み、地形や草木を丹念に見る。」という姿勢を、今後の捜査に是非とも生かしてほしいと思います。そこでは、最近の検察捜査に対する批判に謙虚に耳を傾けることも必要でしょう。