はてな近藤淳也が日本経済新聞社に潜入! 話題の日本経済新聞 電子版について体験してみた

http://b.hatena.ne.jp/articles/201003/951

なかなかおもしろい企画ですね。

個人的な気分の問題なのですが、朝は情報を俯瞰するところからスタートしたいという思いがあるんですよ。そういう点では紙の新聞っていいフォーマットですよね。また、紙の新聞は限られたスペースだからこそ、今の日本経済全体に対する情報の相対的なバリューがわかるところが良い。うちの会社の若い社員は、感性が尖っていて情報感度もいいんだけど、社会全体のこととなると弱い部分もあって。なので『あの技術やサービスは今、日経でこれくらいのスペースを取るくらい世の中に影響を与えているんだぞ』という思いも込めて、記事を切り抜いて会社に持っていったりしています

上記の感覚は、私にもあって、紙媒体という、目で見え身体で触れられる、限定されたものの中で、重要性がより高い情報、そこまで至らない情報、といった形で読みながら振り分け感覚の中で位置付けて行くという、長年、慣れ親しんだ習慣を、今後、どうすべきかということを考えています。紙媒体が衰退することは確実なので、別の手法を習慣化しなければならないと思うのですが、一朝一夕には難しそうであり、数年間くらいは戸惑いの中で試行錯誤が続きそうな気がします。
その意味では、便利な時代になったと思う反面、面倒なことを新たにしなければならなくなったな、という思いもあって、気持は複雑ですね。