小沢幹事長「検察捜査に勝るものない」 不起訴受け強気一辺倒

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100214-00000548-san-pol

政治倫理審査会(政倫審)への出席を求める声が上がっているについて「私はどこであれ話すが、政倫審であれ、何であれ、検察の捜査に勝るものはない。不正なカネはもらっていないことは明らかになったのだから、そのことをもって国民には理解してもらえる」と述べ、政倫審出席に否定的な考えを示した。
また、報道各社の世論調査政党支持率が下落していることについて「私が不正な金銭を授受したかのごとく毎日毎日報道されたあげくの(世論)調査だ。公平公正な検察当局の捜査で不正はないと明らかになった。国民の皆さんにしっかり分かって頂ければ支持してもらえる」と述べ、参院選への影響を否定した。

捜査というものは、黒ではないかと疑って調べ、黒であると証拠により確信が得られれば起訴し、黒とまで言えなければ起訴できない、というもので、黒ではなく白である、ということまで認証する機能はないので、不起訴になったから私は真っ白で何の疑惑もなくなりました、というのは、政治家の発言としては言い過ぎではないかと思います。
もちろん、1人の被疑者としては、黒ではない以上白である、と言って構いませんが、小沢氏は、単なる被疑者ではなく、国会議員であり、政界有数の実力者であって、そういった公的な立場に伴う説明責任、すなわち、政治資金で次々と不動産を購入したり、資金について明朗とは言えない動きがあったり、そういった不透明な部分について十分な説明がなく、しかも説明内容が変遷していることなどについての説明責任というものが、やはりあるでしょう。不起訴になったとはいえ、検察審査会で、今後、審査が行われるという状況にあり、また、秘書、元秘書は起訴され、今後、公判が行われることになり、事件がすべて終わったわけでもありません。
このままでは、参議院選挙への影響ということも、じわりじわりと出ていくるのではないかと思いますが、その辺を小沢氏は、実際、どのように考えているのでしょうか。