捜索で議員会館から段ボール40箱=鹿島本社、小沢氏事務所も−東京地検

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100114-00000002-jij-soci

赤坂御苑にほど近い港区元赤坂の大手ゼネコン鹿島本社には午後5時ごろ、約15人の係官が2列縦隊を組み、ガラス張りの玄関から建物内に入った。ここから、わずか二百数十メートルの距離のマンションに入る小沢氏の個人事務所も捜索を受けた。 

単なる、特定の政治団体政治資金規正法違反、といったレベルで終わらせるつもりではなく、小沢氏を巡る「金脈」全般を徹底的に問題にするという強い決意を感じさせる一斉捜索ですね。特に、鹿島に対する捜索は、他のゼネコン各社に対する威嚇効果も狙っている可能性があって、この問題に対する並々ならぬ熱意を感じさせるものがあります。
陸山会関係の政治資金規正法違反事件は、異動時期にかかる前の3月までに処理するとして、さらにその先、となると、3月までには終わらない可能性がありそうです。さすがに、夏の参議院選挙の直前までこの捜査を継続するのは無理なので、それまでに終わらせるのか、あるいは、一旦中断し、「秋の陣」「冬の陣」といった展開になるのか、証拠や世間の反応もにらみながら、奥深いところで着々と検討が進められているのは確実でしょう。
特捜部の狙いがどこにあるのか、よくはわかりませんが、金丸脱税事件との類似性が感じられ、政治資金を仮装した個人所得、裏献金による蓄財、といったあたりを慎重に狙っている可能性もあるのでは、という印象を受けるものがあります。