第2の埼玉・鳥取不審死が見過ごされる…解剖医、深刻な不足状態

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100102-00000560-san-soci

日本法医学会が平成21年秋、法医学教室を持つ80大学を対象に実施したアンケート調査では、大学1校あたりの解剖医は1.84人。昭和59年当時の2.57人と比較すると25年間で約3割減。現在は全国で百数十人しかいないとみられ、解剖医の負担は重くなってきてる。

私が検察庁にいた当時は、司法解剖に何回も立ち会ったほか、大学の法医学の先生に教えを請う機会はかなりあって、随分とお世話になったものです。地味で、人気は出にくい学問ではありますが、社会にとっての必要性、重要性が大きく、意識して積極的に人材をスカウトし養成しなければ、刑事司法制度が危機に瀕すると言っても過言ではないでしょう。
お金をかければ良いという問題ではありませんが、やはり、必要な予算はつけないと人が集まらないのも事実で、どこが動くべきかと言えば、やはり、まずは法務省が動くべき問題ではないかと思います。