凶器ハンマー「10日前に購入」 大阪・事務員殺害

http://www.asahi.com/national/update/0915/OSK200709150074.html

容疑者は、大阪狭山市内の見晴らしのよい高層マンションに住んでおり、今年に入ってこのマンションの売却を計画していた。しかし母親、兄との共同所有になっているため、同意を得ようと母親の居場所を捜していたという。

大阪の法律事務所で起きた殺人ですが、受任事件を巡るトラブルの末でのことで、単なる物盗りではなかった、ということです。
弁護士業務は、常にトラブルを抱えることが宿命のようなものですから、ここまで極端なことは滅多に起きないとしても、暴力沙汰にまで発展する恐れは常にあり、不安に思っている関係者も多いと思います。
弁護士1人、事務員1人程度の小規模事務所では、少なくとも、事務所出入口にインターホンを設置し、不審者が簡単に入って来られない状況で応対できるようにしておくことは必要でしょう。また、防犯カメラを設置するとか、警備会社と契約し緊急の際には通報できるようにする、といったことも検討の余地があると思います。
日弁連も、司法修習生の就職問題だけでなく、人の生死に関わる、こういった問題にも真剣に取り組むべきでしょう。