「空白の空港、ない形に」 日航の路線廃止で前原国交相

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091031/plc0910311403002-n1.htm

前原誠司国交相は31日、日本航空の路線の廃止、縮小問題に関連し「一定の時限を区切って、政府として何らかの支援をして、飛行機が飛ばない空白の空港がない形にしていきたい」と述べた。

私は、採算が取れない路線を無理に作ったり維持すべきではないと思っているんですよ。確かに、飛行機が飛んでいないより飛んでいたほうが便利ですが、最低限、収支トントン程度では維持できなければ、飛行機を飛ばすことがボランティアになってしまうでしょう。
地方で、核となる空港を絞り込んで、そこと羽田をはじめとする各空港を結び、地方の核となっている空港へは、周辺から自動車、バス等でアクセスするようにして、そういった交通網や駐車場機能を整備する、といった方向で進めないと、採算が取れない路線で赤字を垂れ流し、そこに様々な勢力、人々が介入するという、JALがたどった悪しき路線をそのまま踏襲してしまうことになるでしょう。
民主党政権になった今こそ、JALを倒産寸前にまで追い込んだ、従来の誤った、悪しき路線を大胆に改革する好機であるということを、前原国交相には十分認識してもらいたいと思います。