毛利元就:重臣に宛てた手紙発見 どん欲に勢力拡大

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091030k0000m040153000c.html

毛利氏は2年後、戦国武将の陶晴賢(すえはるかた)を厳島の戦いで破り、一大勢力に成長。鴨川准教授は「当時の元就が貪欲(どんよく)に勢力を拡大していた様子がよく分かる」と話している。

以前に、毛利元就に関する逸話を読んでいた際、酒が飲めない家臣には、酒は身体に悪いからと言って餅を与え、酒好きな家臣には、酒は百薬の長だからと言って酒を与えていた、といった話があって(記憶だけなのでやや不正確ですが)、権謀術数に長けた人物像がうかがわれるなと思った記憶があります。生まれた時期が早すぎ、また、中国地方という、天下を狙うには地理的に不利な場所にいたので、知名度が高くない地方武将で終わった面がありますが、厳島の戦いで見られるような、謀略を巧みに使う戦略・戦術家としての毛利元就は、もっと見直され高く評価されるべきではないか、という印象を私は持っています。
上記の記事にある手紙は、そういった毛利元就の人物像をより具体化するものとして、大きな意味がありそうですね。