少年院暴行で教官4人追起訴=広島地検

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090722-00000130-jij-soci

起訴状などによると、4人は単独または共謀し、昨年11月7日から今年2月28日の間、15〜20歳の収容少年13人に計16件の暴行を加えた。「(収容少年の中に)C型肝炎のやつがいた。お前にもうつしてやる」と言って針を少年の手に刺したり、別の少年の舌を手でつかみはさみで挟んだりしたとされる。 

こういうことが平然とできる人間は、元々、サド的な異常さを内包しているものと思われますが、なぜ、そのような異常者が、それも複数、教官として採用されてしまったのか(採用体制に問題はないのか)、そういった異常者が排除されず組織内で巣くってしまっていた理由(職場環境に問題はないのか)、そういった異常者が特定の少年院に集まっていたのはなぜか(人事配置の問題)、継続的かつ異常な暴行、虐待が野放しになっていたのはなぜか(違法・不当行為の発見、排除体制の欠如)等々、様々な問題があって、捜査が終了しました、あとは裁判で有罪になれば終わりです、というわけには行かないでしょう。

追記:

酒席で少年への暴行自慢 広島少年院の4教官追起訴
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090722/crm0907222310032-n1.htm

地検によると、4人は年長の田原被告を中心に「田原会」と称した飲み会仲間で、少年への暴行を自慢や笑い話にしていた。ほかの教官数人も酒席に参加していた。

自慢や笑い話にする、その神経が理解できませんが、異常者が、その異常者に拍車がかかって落ちるところまで落ちていた、ということは言えそうです。
殺人にまで手は染めていないものの、そのメンタリティは、アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所の看守と五十歩百歩のような気がします。