弁護士任官資料集 2007−2008年版

事務所に送られてくる様々な資料の中に、弁護士任官に関するものがあって、資料請求が可能であったので、所属する東京弁護士会に請求したところ、上記の資料集が送られてきました。本文で199ページあり、かなり前に入手した同種資料に比べ、充実度が上がっているのが印象的です。
弁護士任官というと、「弁護士から裁判官へ」というイメージが強くありますが、実は、検察官に任官、というコースもあって、資料集の中でも、それに関する部分があります。ただ、資料集を見ると、検察官任官者は1996年(平成8年)任官が最後で、その後は出ていません。弁護士にとって、検察官への転身ということには、様々なハードル、抵抗があるものなのかもしれません。
私自身、元々、弁護士になったわけではなく、特に弁護士という職業に思い入れはありませんが、今さら弁護士任官をしようにも、そもそも司法研修所での成績が芳しくなく、思い入れがない割には弁護士としてある程度活発に活動している状態になってきているので、現実的にはかなり難しいものがあるのは事実です。
ただ、純粋に法律家の端れとしては、検事、弁護士、と経験し、さらに裁判官も経験すれば、法曹3者を一通り経験することになり、しがないながらもおもしろい法曹人生にはなりそうな気がしていて、当面、もらった資料集を見ながら、弁護士任官というものを研究してみたいと思います。