昨日、被害者参加人の代理人になった刑事事件があり、法廷に行きました。被害者参加手続については、おって、感想などを差し支えない範囲内で述べてみたいと思っていますが、昨日、検事の隣に座っていると、いつもは背後から見ている被告人が正面に座っていて、検察庁に復帰して公判に共同立会しているような錯覚にとらわれそうになりました。
まだ記録閲覧、謄写の許可が出ておらず、書証等に関するやり取りを、できるだけフォローしようと思いメモもしながら聞いていると、20年前に、先輩検事に連れられ、心細い思いをしながら、法廷で小さくなって座り、一生懸命、法廷でのやり取りをフォローしようとしていた頃のことも、ふと思い出されました。
年をとってくると、いろいろと思い出されることが多くなってくることを、改めて感じました。