<ネトゲ廃人>【1】バーチャルに生き、現実世界で生きられない人、増える

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090624-00000009-maiall-soci

神奈川県の男子大学生(22)は、地方の国立大に入学した18歳の夏休みから、ネットゲーム「ファイナルファンタジー11」(FF11)に夢中になった。1人暮らしを始め、厳しい親の目がなくなったのがきっかけだった。1日4時間が10時間、20時間と伸び、外の世界には関心がなくなった。食パンをかじり牛乳を飲む日々で、52キロだった体重は46キロまで落ちた。
FF11は、魔物がはびこる中世の世界で、自ら主人公となって敵と戦うゲーム。ネット上で見知らぬ人とチームを組んで挑む。勝てば攻撃力や防御力が増してレベルが上がり、さらに強い相手と対戦できる。
敵はいつ画面に現れるのかわからない。「仲間どうしで交代で眠って、出現を待った。勝てば達成感があった」。何度打ち負かしても、さらにハイレベルの魔物が現れる。ネットゲームの世界に終わりはない。廃人同様の生活を送るようになって3年たったある日、疲れ果て、宝探しと戦闘に明け暮れる日常が楽しく思えなくなり、ログインをやめた。以来、FF11の画面を開いたことはない。

ネット依存、という人は以前から根強くいますが(私も他人のことは言えませんが)、上記の記事にあるようなレベルに達すると、正に廃人状態と言えるでしょう。ここまでくると、単に依存が高じて、というだけでなく、精神的な病理現象といったことも考える必要がありそうです。
ネットに接する時間が長くなれば、意図的にネットから離れ、読書をするとか外に出て体を動かしてみるなど、自分なりにバランスをとるように注意しないと、気がつくと「ネトゲ廃人」のような状態になってしまう危険性が高そうです。