タダに殺到! 銀座を大混乱させた“ダイヤ騒動”の成否

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モーブッサンはフランスの「5大宝飾店」のひとつで、1827年創業の老舗。この名門ブランドが1日、銀座店で先着5000人に0.1カラットのダイヤ(5000円相当)を無料配布すると発表したことから、人が殺到。午前9時の開店前には1.5キロにわたる行列ができた。

ファッションデザイナーのドン小西さんは「ブランド生き残りのため、潜在的な市場を開拓する戦略。話題になったという点では成功」と話す。
ただ、「ユニクロマクドナルドなどの商品が生活に根づいているような一般層にアピールしても意味はない。最も下劣で低俗なPR手法で、フランスの名門ブランドのイメージは半分以上崩壊した。そういう意味では大失敗」とも。

私のような、こういった世界には疎いものですら、このようにブログで取り上げるくらいですから、注目度を上げたという意味では大成功であったと言えるでしょう。
ただ、上記のドン小西氏のコメントにもあるように、ブランドイメージ、という点では、かなりのダメージもあったのではないかと思います。「銀座で大勢の人にダイヤをただで配った、あの宝飾店」というイメージは、「名門」「希少性」といったものとはかなりかけ離れていて、PRというものの難しさを示す一事例とも言えるでしょう。